保護者の受験生への接し方
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保護者の受験生への接し方
- 受験生を持つ保護者が持つべき心得
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現在の受験はご自身の世代の受験とは大きく異なってきています。ですので、経験からくる感覚にこだわらず、お子様と共に一から入学制度や現在の受験システムについて学ぶ姿勢が大切となっています。学校や教師に任せっきりになさらず、お子様の意見を尊重しながら、学び、サポートすることが成功への鍵となります。過干渉にならず、精神的な支えとなってあげることを第一に、お子様に接するよう心がけ、優しさや思いやりのある励ましを与えることが大切となってきます。成績が伸び悩んでいても、どこかで良い結果が出ると信じ、諦めさせないようなケアが必要とされます。
- 生活のリズムを整えるサポートを
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受験を控えるお子様は精神的にナーバスになることが多いかもしれませんが、保護者の皆様がその影響を受け、お子様への接し方をいつもと変えたり、デリケートに扱い過ぎては逆に生活のリズムが崩れてしまう傾向が見られます。普段と変わらぬ睡眠時間、食生活ができるようお子様の状態を確認しながら、受験当日のタイムスケジュールに合せて、起床時間・食生活を管理し、健康的で規則正しい生活ができるようサポートしてあげましょう。
- 定期的に進路に関する話をしましょう
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良い結果につなげるためには、お子様と定期的に進路に関する会話の機会を設け、お子様の考えをよく理解し、話し合いをすることが大切となります。その際、お子様の日々の受験生活を振り返り、一方的に問題点を指摘するのではなく、まずは日々の取り組みを評価し、労をねぎらってあげることが大切です。その後、問題と考えられている点を指摘するバランス感覚を持つことが大切となります。またお声をかける際は、お子様の気持ちを第一に、「頑張って!」「もっと勉強しなさい!」といった指示の言葉は避け、「褒めて伸ばす」ことを念頭に、話を聞くことに重きをおいた会話をするように心掛けるとよいでしょう。
- モチベーションアップのために
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お子様の受験に対するモチベーションを上げるためには、細やかな気遣いやお声掛けが大切となってきます。お子様の小さな進歩や努力を見つけ、たくさん褒めてあげる姿勢と共に、模試の点数や判定ばかりに口をはさむのではなく、合格した後、新たにどんなことを学びたいのか、どんな学校生活をおくりたいのかをイメージさせるような会話が、受験に対するモチベーションアップにつながるといえるでしょう。
- 受験直前期の接し方
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受験直前はお子様がもっともストレスを受けやすい期間となります。日々の生活習慣も乱れがちになることが多く、お子様の生活状況をきちんと把握し、健康管理と共に、精神面の管理が必要な時期といえるでしょう。そのため、受験本番までお子様の気持ちが途切れないように、小さなつまずきや出来ていない点を指摘するよりも、これまでの道のりやお子様の努力を評価し、自信を持たせてあげるような気遣いが大切となってきます。ご自身が慌てず、お子様の学習状況を把握してきた上で、足りない部分を補い、フォローする心構えが大切な時期となります。